ご両親も中高一貫校出身だっただけに、当然、補講や提出物でのフォローがあるものと信じていたようです。しかし中学3年生の保護者面談で突然「お宅のお子さんは高校に上がれません」と告げられ、しかも「高校受験のフォローは一切しません」と言われたそうです。

 せっかく中高一貫校に進学したのに、入学後にこのような事態が起こらないとは限らない。他人事とは思わずに、ぜひとも受験前に志望校の中学と高校の在籍人数の差を調べることをお勧めします。今は学校のHPや受験情報誌などを使えばすぐに調べられますから、高校受験がない完全中高一貫校で中学と高校の人数が大きく違う場合、何かが起きていると考えるべきです。

 高校受験がある学校の場合は、文化祭などの学校見学の際に在校生に聞いてみるのも一つの方法です。これに関しては、中学から入学している高校生に聞くのが確実でしょう。親の仕事の都合で転校したのか、別の学校を受験したのか、それとも高校進学のための点数が足りなかったのか。表には出てこない、その学校ごとの事情が浮かび上がってきます。

親同士の「文化」も
立派な選択基準

 最後に、親自身が受けるカルチャーショックの話もしておきます。

 特に女子校では、保護者会の服装に暗黙のドレスコードがあります。

 派手な服装だと浮いてしまう学校や、場合によっては反感を持たれることもある。ドレスコードといっても「地味にしておけば大丈夫」という程度のことなのですが、知らずに初回の保護者会に臨んだ結果、後悔するケースは少なくありません。

 また、小学校から続く付属校では専業主婦の母親が多い学校もあり、仕事を持つ母親が「カフェで長々と続くおしゃべり」の文化についていけず、苦労したという話もよく聞きます。

 子どもだけでなく、親自身がその学校のコミュニティになじめるかどうかも、ぜひ一度考えてみてください。これは、学校説明会や文化祭などの行事に参加している親の服装からも判断できます。