田嶋亨基 日本総合研究所 創発戦略センター 副主任研究員 たじま こうき/1980年生まれ、2006年3月東京大学大学院農学生命科学研究科修了、4月農林水産省入省、農地法改正・企業参入等の業務担当。2008年日本総合研究所創発戦略センター入社。一貫して農業・食品のコンサルティング業務に携わり、農産物卸の社外ベンチャー設立。震災後は東北1次産業の事業再生支援に注力し、現職に至る。 最終回 事業者と市民を結ぶ小口出資のスキームこそ東北地域の「生業(なりわい)の復興」に有効だ――創発戦略センター副主任研究員 田嶋亨基 田嶋亨基 いま現在、震災地の課題は「生業の復興」に移っている。事業再生の課題は、用地・資金・販路の三つの資源を確保できるかどうかだ。生業の復興に際しては、市民と事業者を結びつける小口出資のスキームが有効だ。その具体的な仕組みと、それを活用し立ち上がる被災事業者をフォーカスする。 2011年12月12日 0:00