何でも論破してくる人が「困ったら他人に助けてもらったらよくない?」と言ってきたら、言い返したい名言とは?
そんなあなたにすすめたいのが、全世界45言語に翻訳され、世界500万部を突破しているベストセラー『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』(ジョン・ストレルキー 著/鹿田昌美 訳)だ。「何度読んでもハッとする」と話題の一冊から、おすすめの名言について紹介する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
※イメージモデル:ひろゆき氏(撮影/榊智朗)
助けを求める前に「やるべきことがある」
「困ったら助けてもらえばいい」
たしかにそれは間違っていません。
しかし、「助けてもらえる人」になるための準備をしていない人ほど、「誰も助けてくれない」「運が悪い」と嘆きます。
助けを求めることは大切です。
けれど、誰かの力を借りる前に、「自分でどこまで進んだか」が問われます。
他人に頼るかどうかではなく、自分の足で歩き始めたかどうかが、本当の分かれ道になるのです。
「依存」と「自立」の境界線
『世界の果てのカフェ』という物語の中では、こんな言葉が語られます。
――『世界の果てのカフェ』(第24章)より
この一言は痛烈です。
「聞けばわかる」と思っているうちは、答えを受け取る準備ができていないということ。
情報だけを集めようとすると、「自分の行動」が止まり、依存のループに陥ってしまいます。
さらに続く言葉が、「運を呼び込む人」と「運に見放される人」の違いを示します。
――『世界の果てのカフェ』(第24章)より
つまり、「自分で答えを探す姿勢」がある人ほど、答えを受け取れる人になっていくのです。
本当の助けられる人は「自分で歩いた人」だけ
助けは偶然ではありません。
むしろ、ある地点まで「自力で」歩いた人にしか訪れないものです。
他人に頼るのではなく、「自分で考え、自分で動く意志」を持つこと。
その行動が、「助ける価値のある人間」をつくるのです。
だからこそ、「困ったら誰かに助けてもらえば?」という言葉に対する本当の答えは、こうなります。
自分で歩き始めた人にしか、助けは訪れない。
助けを求める前に、歩き始めよう
助けを求めることは悪ではありません。
しかし、自分が何を望み、どこに向かっているのかが明確でないうちは、誰かの助けは届きません。
頼る前に、自分で考える。
聞く前に、試してみる。
その小さな習慣が、「助けてもらえる人」と「助けてもらえない人」の境界線になります。
本当の自立とは、答えを探すことを「他人任せにしない」という意志。
その姿勢こそが、人生を動かし、「運」を引き寄せるスイッチになるのです。
(本稿は、『世界の果てのカフェ』の発売を記念したオリジナル記事です)




