佐藤等
最終回
われわれの強みは何かわれわれの事業は何か
自らの強みを基盤としたものでなければ、最終的に他を凌駕する、顧客から見て際立ったものにならない。自らの強みを把握できてはじめて、「われわれの事業はなにか」という最も重要な問いに対する手がかりを得ることができる。

第4回
イノベーションは天才だけのものではない
なにも技術革新だけがイノベーションではない。そのときどきに応じた「新しい満足を生み出すこと」、それがイノベーションである。それでは、「新しい満足の種」はどこにあるか? ドラッカーはイノベーション機会の探し方のみならず、マネジメントの仕方までをも示してくれる。

第3回
マーケティングの理想は販売を不要にすることである
マーケティングは販売を不要にする。「ああ、これが欲しかった」と思い、顧客自ら財布の口を開く。そのような状態をつくるには、顧客が何を欲しているか、望んでいるか、何に価値を認めるかを知らなければならない。ドラッカーはまず「顧客に聞け」と言うが、同時に、顧客は必ずしも答えを知っていないという。

第2回
最も有名な名言「顧客の創造」をどう理解し、実践するか
「顧客の創造」は、ドラッカー教授の至言のなかでも、最も有名な言葉である。では、あなたの事業の顧客は誰か。もちろん、おわかりかと思う。しかし事業の現在、そして未来を考えていくうえで、本当にそれでよいのだろうか? ドラッカーは、「わかりやすい答えが、そのまま正しいことはほとんどない」と言う。

第1回
ドラッカーは世界で初めて事業を正面から取り上げた
事業の存在意義は、使命は、目的は何か。事業のマネジメントとはどういうものか。世界ではじめて事業について記したのが、ドラッカーである。不透明な時代だからこそ、ドラッカーの言葉は、私たちが歩むべき道を示してくれる。
