大津広一
日本企業だけがROEにこだわっているように「見える」理由
日本企業と欧米企業の間にいまだ存在するROEへの姿勢の違いは、いったいどこから生まれているのだろうか。

ROAだけでは見逃してしまう! ROICからわかる三菱食品の高い資本収益性
売上高総利益率は6.6%、売上高経常利益率は0.7%と、P/L上の利益率しか見ないでいると三菱食品の魅力は十分に伝わらない。売上債権と棚卸資産の合計額以上に食品メーカーに対する仕入債務を保有している事実まで目をやると、景色は変わってくる。

EVAで「失われた15年」を作り出したソニーは、ROIC導入でどのように復活したか
EVAで失われた15年を作り出したソニーが、実質的には同じ経営指標であるROICで復活を果たした。経営指標そのものが良い者、悪い者では決してない。すべてはその運用の仕方だということを明示する好例であろう。

イオンモールはこれから海外で成長する?「経営指標の変更」でその戦略の意図がわかる
DEレシオからEBITDA倍率へと財務健全性の経営指標を変更するイオンモールには、有利子負債を最大限に活用したグローバル成長戦略の意思表明の表れを見出すことができるであろう。

競争の激しい通信業界で、NTTの株価が10年連続で安定成長している理由とは?
NTTの株価が過去10年度にわたっても基本的には安定した成長を遂げ、株式時価総額でも国内5位以内に常に立ち続ける原動力として、「経営指標EPS」が大きく寄与していることは間違いなかろう。

アサヒグループがコロナ禍でも「安定操業」できているのはなぜか
いかなる企業の安定したFCFの推移や経営目標であっても、その裏側にはたゆまぬオーガニックな成長の努力と、次なるステージを目指した積極果敢なM&Aというストーリーが支えているのである。

アマゾンが「究極の財務諸表はフリー・キャッシュフロー」だと断言する理由
「我々の究極の財務指標であり、また長期にわたって成長させていきたいと考えているのは、1株当たりのフリー・キャッシュフローです」。これは、米アマゾン・ドットコム(以下、アマゾン)の2004年度アニュアルレポートの冒頭「株主への手紙」の中で、創業者ジェフェリー・ベゾスCEOが株主に向けて記載したものである。

M&Aを繰り返すリクルートがEBITDAを採用すると都合がいいのはなぜか
EBITDAを語る日本企業は多数あっても、セグメント情報にまでEBITDAをメインに作成する企業はほとんど存在しない。リクルートのEBITDA重視の経営は徹底している。セグメント情報を見れば、EBITDA(セグメント利益)2416億円と営業利益1628億円の間には、788億円の開きが存在しているが、その大部分は減価償却費及び償却費がもたらしている。

難解になりがちな「ROICの考え方」を現場社員に伝えるためにオムロンがしてきたこと
オムロンによる、ROIC道場、伝道師、翻訳式といった一連の取り組みは、ROIC経営を社員一人一人が理解し、納得し、行動してもらうことがいかに重要であり、またいかに容易でないかを物語っていよう。

日立製作所から見る「良いROIC経営」と「悪いROIC経営」を見分ける3つのポイント
今やROICを語る日本企業は増加の一途をたどっている。しかし、真に魂のこもったROIC経営を実行しようとしている企業もあれば、ROICの掛け声だけで中身はあまり伴っていないのではないかと思わせるROICの表明も散見される。そんな両者を見分ける3つのポイントに触れながら、日立製作所(以下、日立)の優れたROIC経営を掘り下げていくことにしよう。

みずから外資子会社になってまで追い求める日本ペイントの「売上高成長率」への執念
日本ペイントホールディングス(以下、日本ペイント)はその企業名から連想すると、日本の塗料事業という成熟産業において、足掻きもがいている姿をイメージするかもしれない。しかし、実態は日本企業の中でも類まれなグローバル成長戦略をまい進しようとする企業である。

「売上高営業利益率50%」!キーエンスの強さは「販管費の低さ」にあった
製造業や商社、小売業など広く物販業において、日本でもっとも高い売上高営業利益率を計上している企業はどこだろう。この質問の問いかけに「キーエンス」と即答できる方は決して少なくはないだろう。非物販業であるならいざ知らず、物販業において売上高営業利益率50%とは、想像できる水準をはるかに超えた高いレベルにある。

「儲からない典型」の菓子事業で、カルビーの利益率が異常に高い理由とは
売上高営業利益率は2~3%の菓子事業。競合環境の厳しさに加えて、コンビニを中心とした力を増す小売業の存在、加えて卸を介した流通コストの負担によって、当時の菓子事業は、言わばあまり儲からない事業の典型と言える状況にあった。そこにジョンソン・エンド・ジョンソンの日本法人で長らく社長を務めた松本氏がCEOに就任し、「売上高営業利益率15%」と発したわけである。おそらく当時のカルビー役員、社員の多くは途方に暮れたのではないだろうか。

第4回
英語の決算書類に関する知識を確認しよう
英語が得意な人も、会計な得意な人も、会計×英語となると、ちょっと自信がなくなるもの。厳選した単語を徹底的に掘り下げて解説し、好評を博している『会計プロフェッショナルの英単語100』の著者のお二人に、Tipsとも言える会計英語の意外な知識を紹介してもらう。

第3回
企業活動の重要な英語表現を押さえよう
英語が得意な人も、会計な得意な人も、会計×英語となると、ちょっと自信がなくなるもの。厳選した単語を徹底的に掘り下げて解説し、好評を博している『会計プロフェッショナルの英単語100』の著者のお二人に、Tipsとも言える会計英語の意外な知識を紹介してもらう。

第2回
数字にまつわる英語表現を整理しよう
英語が得意な人も、会計な得意な人も、会計×英語となると、ちょっと自信がなくなるもの。厳選した単語を徹底的に掘り下げて解説し、好評を博している『会計プロフェッショナルの英単語100』の著者のお二人に、Tipsとも言える会計英語の意外な知識を紹介してもらう。

第1回
紛らわしい会計英語を整理しよう
英語が得意な人も会計な得意な人も、会計×英語となると、ちょっと自信がなくなるもの。厳選した会計英単語を徹底的に掘り下げて解説し、好評を博している『会計プロフェッショナルの英単語100』の著者のお二人に、Tipsとも言える会計英語の意外な知識を紹介してもらう。

最終回
「中国ネットビジネス事情」を知るために「Alibaba」の決算書を読んでみる
会計を英語で覚えるコツとプロの読み方を全5回にわたって紹介します。この最終回は、中国Eコマース・ナンバーワンのAlibabaの決算書を取り上げます。中国企業の決算書は入手できるの?アリババって何をやってる会社なの?という方のために、ステップを踏んで解説していきます。

第4回
「経営破たんする企業」を知るために「Kodak」の決算書を読んでみる
会計を英語で覚えるコツとプロの読み方を全5回にわたって紹介します。第4回は、今年1月に経営破たんしたKodakの決算書をPL→BS→CFの順に追っていきます。経営破たんする企業は、財務3表それぞれにどんな特徴が表れるのでしょう。Kodakの場合、その裏側にはどんな背景があったのでしょうか。

第3回
「米国IT産業」をもっと知るために「Google」の決算書を読んでみる
今回は急速な変化をとげる米国IT産業を取り上げます。IT業界の勝ち組企業でも、その業態や経営戦略によって決算書の姿はおのずと異なってきます。誰もがよく知っている5つのIT企業、なかでもGoogleに着目しながら分析を進めていきます。
