
西田佐保子
第5回
いまや世界的な問題である認知症。国際アルツハイマー病協会(ADI)によると、世界で認知症の人は2015年に4680万人、50年には1億3150万人に増加すると予測されており、認知症の治療や介護にかかるコストは、15年の8180億ドル(約91兆円)から18年には1兆ドル(約111兆円)になると推計されている。現在、100を超えるアルツハイマー病の治療候補薬が治験中。世界が期待を寄せる認知症の根本治療薬開発の現状とは。

第4回
日本における認知症の人の数は2012年で約462万、25年には65歳以上の5人に1人にあたる約700万人となることが予測されています。国籍、性別、職業に関係なく誰でも発症の可能性がある国民病でありながら、「○○をすれば治る」「○○を食べれば予防できる」など誤解を招きかねない情報であふれています。そこで知っておきたい認知症の「基礎知識」を日本認知症学会・名誉理事の森啓先生に聞いた。

第3回
「うつ病」と聞いて、自分とは無関係な病気だと思う方が多いかもしれません。実際には、日本におけるうつ病の生涯有病率(これまでに病気にかかったことがある割合)は6.7%で、15人に1人が生涯に1度は発症する可能性のある身近な病気です。「頑張れば治せる」「抗うつ薬を飲むと依存症になる」など誤解の多いうつ病について、一般社団法人日本うつ病センター六番町メンタルクリニック所長の野村総一郎先生に聞きました。

第2回
花粉症は、日本人の4人に1人、都市部では3人に1人が悩まされている「国民病」。花粉シーズンを乗り切るにはどうすればよいのか。症状を緩和する方法や、唯一の根治療法として注目されている舌下免疫療法などについて、花粉症のエキスパートであるながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック(東京都品川区)の永倉仁史院長に聞いた。

第1回
今年こそはダイエットを! そう誓いながらも、ビールやから揚げ、ケーキの誘惑に負け、新年早々に挫折してしまう――、そのような経験はありませんか。「お酒も揚げ物もスイーツも食べて大丈夫」。そう話すのは、ゆるやかな糖質制限食「ロカボ」を提唱する北里大学北里研究所病院糖尿病センター内分泌・代謝内科センター長の山田悟氏。おいしく痩せて健康になるロカボについて山田さんに聞きました。
