2025.3.27 なぜ「真の戦犯」が裁かれなかったのか?長銀事件の深すぎる闇 今年、約3300億円が残る公的資金返済について、返済の目処を明らかにしたSBI新生銀行。前身の旧日本長期信用銀行(長銀)時代の負の遺産を遂に完済できるのではと話題になったが、その激動の発端は、1998年3月の決算期での粉飾決算容疑で、経営陣3…
2025.3.26 拓銀と長銀はどっちがマシだったのか?「破綻処理」の決定的な違い 1997年11月、銀行や大手証券会社の相次ぐ破綻により、日本は未曽有の金融危機に突入。翌98年には、経営破綻した日本長期信用銀行(長銀)が、金融再生法に基づく特別公的管理(一時国有化)を申請し、46年の歴史に幕を閉じた。その後、長らく公的資…
2025.3.25 なぜ山一證券の破綻は回避できなかったのか?「大蔵省の闇」と最悪の結末 かつて大手証券4社の一角を占めていた「山一證券」は、バブル崩壊後の収益悪化や不祥事が表面化し、市場の信用を失った結果、1997年11月24日に「自主廃業」を宣言。日本経済に大きな衝撃と影響を与えることとなった。しかし、山一が自主廃業を選択…
2019.4.24 日本経済を脅かす2つの「金融危機の芽」の正体、元日銀幹部が警鐘 平成の金融危機からおよそ20年。しかし、当時、日本銀行で幹部を務めていた和田哲郎氏によると、現在の日本でも「金融危機の芽」が確実にあるという。今こそ押さえておきたい2つの「金融危機の芽」の正体と、回避の方策を和田氏が解説する。
2019.4.23 平成金融危機で大手銀行が破綻した3つの理由、元日銀幹部が語る 平成の30年間の金融業界で最も大きなトピックが「平成金融危機」だろう。大手金融機関をも破綻へと導いた深刻な金融危機は、なぜ誰も防げなかったのか。当時、日本銀行幹部を務めていた和田哲郎氏が、平成金融危機の原因を分析し、教訓を語る。
2015.1.27 対応へ残された時間少ないマイナンバー制――野村総研未来創発センター主席研究員 和田哲郎 マイナンバー制の実施まで1年を切ったが、企業の関心はまだ低い。同制度への対応を疎かにすると、従業員も企業罰則の対象になることもあり得る。そこでここでは、マイナンバー制の概要と課題について考えてみたい。