福谷尚久 PwCアドバイザリー合同会社 パートナー 三井住友銀行(東京、ニューヨーク)、大和証券SMBC(シンガポール)、GCA(中国現法代表、インド現法役員等を歴任)、および現職にて事業承継のほか、業界再編・MBOなど多様なM&A案件をアドバイス。国際基督教大学(ICU)卒。コロンビア大学MBA、筑波大学大学院法学修士、オハイオ州立大学大学院政治学修士。著書は『会社の終活』(共著 中央経済社)、『アジアの見えないリスク』(共著 日刊工業新聞社)、『M&A敵対的買収防衛完全マニュアル』(共著 中央経済社)、『事例 中小企業M&A白書』(共著 中小企業経営研究会)など。 「会社の終活」に失敗する最大の原因、事業承継でお金より大切なもの 福谷尚久 2025年、日本の企業の3社に1社にあたる127万社が後継者未定で廃業危機を迎える――。中小企業庁が出したこの衝撃的なシナリオに、驚いた人も少なくないだろう。こうした廃業を防ぐために、多くの中小企業経営者が検討すべきなのが「事業承継」だ。 2019年10月2日 5:35