有馬 浩二 (ありま こうじ) 代表取締役社長 1958年2月、愛媛県新居浜市生まれ。1981年京都大学工学部卒業後、日本電装(現デンソー)入社。1989年デンソー・マニュファクチュアリング・テネシー出向。1996年電機製造2部生産技術室、2005年デンソー・マニュファクチュアリング・イタリア社長、2008年常務役員、2013年生産革新センター長、2014年専務役員。2015年6月に14人抜きで取締役社長に就任。生産畑が長く、現地・現物主義をモットーに、いまも頻繁に生産現場を訪れる。好きな言葉は「情熱」と「笑顔」。「情熱」を持って一歩前へ踏み出し、「笑顔」を絶やさぬことで相互信頼が育つ会社にしたいと熱く語る。 デンソー流 「人づくり経営」【中編】 有馬 浩二 あらゆる機器をネットワークで接続する「IoT」(モノのインターネット)や人工知能(AI)などの技術が進化し、従来のモノづくりを大きく変えようとしている。デンソーは、欧米のような技術や生産設備を軸としたモノづくりの変革に異論を唱え、人が中心のモノづくりを追求している。「どんなに技術が進化しても競争力の源泉は常に人にある」と言い切り、欧米とは真逆ともいえるアプローチで成長を目指す有馬浩二社長が、デンソーの目指す「人づくり経営」について語り尽くした。 2017年3月10日 13:00