東畑開人 臨床心理士 1983年東京生まれ。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。 京都大学教育学部卒、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。 精神科クリニックでの勤務と、十文字学園女子大学准教授を経て 「白金高輪カウンセリングルーム」主宰。 博士(教育学)・臨床心理士。 著書に『野の医者は笑う―心の治療とは何か』(誠信書房2015)『日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学』(誠信書房2017)『居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書』(医学書院 2019)、『心はどこへ消えた?』(文藝春秋 2021)、『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(新潮社 2022)、『聞く聞く技術 聞いてもらう技術』(筑摩書房 2022)など。訳書にDavies『心理療法家の人類学―心の専門家はいかにして作られるのか』(誠信書房 2018) Robertson『認知行動療法の哲学』(金剛出版 2022)。 2019年、『居るのはつらいよ』で第19回大佛次郎論壇賞受賞、紀伊国屋じんぶん大賞2020受賞。 臨床心理士が考える「孤立ケアの最終奥義」とは?何度も書き置きするのが大事な理由 東畑開人 孤独・孤立担当大臣が任命されるほど昨今は人々の孤立や孤独、それにかかるメンタルヘルスが重要視されている。臨床心理士の筆者が考えるメンタルヘルスの本質と解決策とは。本稿は、東畑開人著『聞く技術 聞いてもらう技術』(ちくま新書)の一部を抜粋・編集したものです。 2023年3月18日 4:25