巽 直樹
G20や国連などの国際会議の舞台で、温室効果ガス排出削減対策に関する合意形成が迷走している。11月にUAE(アラブ首長国連邦)で開催されるCOP28(第28回気候変動枠組条約締約国会議)でもタフな議論の展開が予想される。近年の迷走ぶりを振り返るとともに、COP28の結末を予想する。

主要先進国では、2050年カーボンニュートラル達成のための脱炭素や気候変動対策に向けた大規模な補助金による政策支援が次々と打ち出され、「補助金世界大戦」の様相を呈している。

GX(グリーントランスフォーメーション)推進法が国会で成立した。脱炭素社会の実現に向けた重要な一里塚ではあるが、国民の理解は追いついているのか。GX分野の専門家が、世界的な金融不安や米国の反ESGの動きと絡め、見通しを解説する。
