能作千春 株式会社能作 代表取締役社長 高岡市出身。神戸学院大学を卒業後、2008年に神戸市内のアパレル関連会社で通販誌の編集に携わる。2011年に家業である株式会社能作に入社。現場の知識を身につけるとともに受注業務にあたる。製造部物流課長などを経て、2016年に取締役に就任。新社屋移転を機に産業観光部長として新規事業を立ち上げる。2018年10月に専務取締役に就任し、能作の“顔”として会社のPR活動に取り組む。2023年3月20日、代表取締役に就任。 結婚10年目の式、涙を流した我が子…なぜ老舗鋳物メーカーはブライダル事業に挑むのか? 能作千春 錫製の器の製造を手がける富山県の老舗メーカー「能作」の5代目社長は、新社屋にレストランをつくったり、工場見学プランを設けたりと、伝統工芸や地域の魅力を発信すべく日々邁進中。そこで彼女が新たに目をつけたのは、結婚10周年の節目を祝う“錫婚式”だった。本稿は、能作千春『つなぐ 100年企業5代目社長の葛藤と挑戦』(幻冬舎メディアコンサルティング)の一部を抜粋・編集したものです。 2023年9月20日 10:00