タレント、起業家としてマルチに活躍し、現在は生活拠点をマレーシアに移している優木まおみさん。華やかな芸能界に身を置きながらも、実は若くして投資を始めており、現在のポートフォリオは不動産に株、事業投資と幅広い。今回は、そんな優木さんのマネー術や、マレーシア移住の理由、新天地での暮らしぶりについて聞いた!(ダイヤモンド・ザイ編集部)
親のおカネに頼らず、自分の力だけで生きると決意!
デビュー直後からコツコツ貯金、投資もスタート
――優木さんはタレント業の傍ら、経営者としてもご活躍されています。子どもの頃から自立心が強かったそうですね。
優木さん そうなったのは、やっぱり家庭の事情が大きいですね。両親は佐賀県で飲食店を営んでいて、食べるものに困ることはなかったのですが、決して裕福ではありませんでした。家計に金銭的な余裕がないことは、子ども心にもよくわかっていました。
「好きな道を歩んでほしいけれど、どこの大学にでも行かせられるほどのおカネはない」と言われていたので、「親に迷惑をかけず、できる限り自分の力で生きていこう」と決め、国立大学への進学を目指しました。ありがたいことに奨学金もいただけて、家賃3000円の学生寮にも入ることができました。
――芸能界入りしたきっかけは何だったんですか?
タレント・起業家 優木まおみさん●1980年佐賀県生まれ。タレントとしてバラエティや情報番組、CMで幅広く活躍。結婚・出産後の不調を機にピラティスを学び、身体美容家として独自のメソッドを考案し、サロンを経営。フランチャイズオーナーとして飲食店や子ども向け英語タイピング塾も所有。2025年、マレーシアへの移住を発表。2児の母。
優木さん 本当はアナウンサー志望だったのですが、就職試験で落ちてしまって。そこで、知り合いから芸能事務所を紹介してもらい、その所属タレントになりました。子どもの頃から「人前に出る仕事がしたい」という思いがあったので、何とか夢をかなえることができたんです。
ただ、デビュー直後は仕事が安定せず、月にいくら稼げるのかもわからない時期がしばらく続きました。自分で選んだ道とはいえ、芸能の仕事はいいときも悪いときもある世界。その中で「仕事が好調なときに、いかにおカネを残しておくか」を考えるようになりました。華やかな世界なので、ついおカネを使いたくなりますが、そこはぐっとこらえてコツコツ貯金を続けました。
――タレントになって間もない頃から、投資も始めたとか?
優木さん 24歳のときに、マンションを購入したんです。投資目的もありますが、持ち家として。家賃のかからない持ち家があれば、浮いたおカネを投資に回せますし、物件自体の価値が上がれば、キャピタルゲインも得られますからね。物件価格が上がったら、その売却益でもっと大きなマンションに住み替える“ヤドカリ投資”を何度か繰り返した結果、かなり資産が増えました。
――よく思い切って1件目のマンションを買いましたね。
優木さん 当時はローンを組んでくれる金融機関もほとんどありませんでした。何度も交渉を重ねるうちに、信用の大切さや金利の仕組みが身について、金融リテラシーが上がりました。収入が不安定な仕事だからこそ、路頭に迷わないよう、自分の居場所となる持ち家だけは確保しておきたかった。これが「リスクを分散しておカネを守る」という今の分散投資の原点になっていると思います。
――おカネにも働いてもらうことが、優木さんの分散投資術の原点だったのですね。いま、どのような投資を実践されているのでしょうか?
優木さん 資産の内訳でいうと、約6割が不動産です。以前住んでいた自宅は売却し、賃貸用マンションも所有しています。約2割は会社やお店などへの事業投資、約1割が株式投資、残りの約1割が現金というのが、ざっくりとしたポートフォリオですね。
不動産は価値が多少下がることはあっても、ゼロになることはほとんどないので、資産としての安心感があります。安定した家賃収入が得られるのも、不安定になりがちなタレント業や事業の収入を補ってくれるという意味で、とても心強いです。とはいえ、不動産には「売りたいときにすぐ売れない」というリスクもあるので、今後は株式の割合を増やしていきたいと思っています。
株式投資を始めたきっかけは、NISAに興味を持ったことです。S&P500などのインデックス投信に加えて、米国株や日本株の個別銘柄も持っています。マレーシアに移住したので、これからは現地で買える株にも挑戦してみたいですね。








