桃崎有一郎 歴史学者 ももさき・ゆういちろう/1978年、東京都生まれ。歴史学者。武蔵大学人文学部教授。2001年、慶應義塾大学文学部卒業。2007年、同大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(史学)。古代・中世の礼制度や法制度、政治との関係などを研究している。 源頼朝が「天皇の完全犯罪」を告発?「平治の乱」に隠された歴史ミステリー 桃崎有一郎 貴族の世から武士の世へ、大きなターニングポイントとなった平治の乱。源氏が敗れて源義朝は死刑、源頼朝が流罪になったこの権力闘争において、実は後ろに黒幕がいた。これまで何人もの歴史学者が解明に挑み敗れた、「極上の歴史ミステリー」の真相とは。本稿は、桃崎有一郎『平治の乱の謎を解く 頼朝が暴いた「完全犯罪」』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。 2023年10月25日 19:00