波名城 翔
「15分でいったい何が話せるのか!」東尋坊の自殺監視人が行政に怒りをぶちまける理由
テレビのサスペンスドラマのラストシーンとしてもおなじみの、東尋坊(福井県坂井市)。断崖絶壁や特異な岩場が織りなす奇観は、同県を代表する観光資源だ。だが、ここで飛び込み自殺を遂げる者は後を絶たない。そんな彼らに声をかけ、思いとどまらせる最後の砦が、ゲートキーパーだ。東尋坊で活動するNPO法人の茂幸雄理事長に話を聞いた。

コロナ禍になって増えた「ある自殺志願者」、有名スポットの地元牧師が明かす
和歌山県の南紀白浜温泉郷は、名湯として名高く、毎年多くの観光客を引き付けている。一方、この地の「三段壁」(海岸にそそり立つ高さ50メートルの段壁)は、多くの自殺志願者を引き寄せてもいる。彼らに声をかけて思いとどまらせる「ゲートキーパー」を長らく務める、藤藪庸一牧師に話を聞いた。

「バスから降りてくると…」青木ヶ原樹海の監視人が”ピンとくる”自殺志願者特有の行動とは
富士山の北西に広がる青木原樹海は、およそ約30平方km。多くの自殺者が「死に場所」に選ぶスポットとして、日本国内だけでなく、海外においても知られている。地元自治体としてはうれしいはずもなく、自殺志願者に声をかけて思いとどまらせる「ゲートキーパー」を養成し、見回りを実施している。毎年2万人ほどがみずから命を絶つ日本にあって、「最後の砦」を務める彼らに、現場の話を聞いた。
