山上信吾

前駐オーストラリア特命全権大使

やまがみ・しんご/1961年生まれ。東大法学部卒。84年4月、外務省入省。国際法局条約課長などを経て、2007年8月から約2年間、茨城県警察本部警務部長。その後、外務省国際情報統括官や経済局長などを歴任し、20年11月から23年5月まで駐オーストラリア大使。同年12月、退官。現在、TMI総合法律事務所特別顧問や外交評論家として活動する。

前駐豪大使が明かす、豪政府の「異例の圧力」に反論もできない外務省の“お坊ちゃん体質”
山上信吾
外国から不当な干渉を受けようが、主権を侵害されようが、日本の外交当局のアクションは、「遺憾」と「抗議」の言葉ばかり。そんな、事なかれ主義がしみついた組織にあって、前・駐オーストラリア大使を務めた筆者は異端の外交官と言ってよいだろう。駐在する国の世論に日本の立場を訴えるべく活発な情報発信を続けていた彼に、キャンベラの左派政権は、「黙れ」のメッセージが。この干渉に対して彼がとった行動とは……!?※本稿は、山上信吾『中国「戦狼外交」と闘う』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。
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「豪州のベストフレンド」から転落した中国、それでも豪政府がすり寄る事情とは?
山上信吾
中国の国防費は、公表分だけでも1992年からの30年間で約39倍に増え、2022年には日本円換算で24兆円に達している(防衛白書より)。中国海軍が外洋展開能力を急速に向上させるなか、日本はオーストラリアを安全保障上のパートナーとみなし、2007年に日豪安保協力共同宣言を妥結。いまでは「準同盟」とも言える協力関係にある。だが、オーストラリアでは、中国との経済的なつながりを重視する声も無視できない。そうした難しい環境で、2020年11月から23年5月まで駐オーストラリア大使を務めた筆者が、外交活動を振り返った。※本稿は、山上信吾『中国「戦狼外交」と闘う』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。
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「こわもてな若きスター→突然解任」の中国前外相が、14年前に見せた「意外な素顔」とは?
山上信吾
2010年に名目GDPで日本を抜いた中国は、世界2位の経済力に物を言わせ、空母を続々と就役させるなど軍拡の一途。その自信を背景に、外交当局が台湾や日本などの周辺諸国に繰り出すロジックもまた、攻撃的で好戦的で独善の色を強めている。こうした中国共産党の「戦狼外交」の目指すところはどこなのだろうか?我が国の政財官界には、いまだ「日中友好」論が根強いが、外務省でインテリジェンス担当の国際情報統括官を務めていた筆者の目には、違って見えるようだ。※本稿は、山上信吾『中国「戦狼外交」と闘う』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。
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