玉木俊明
「先進国でアメリカの成長率が一番低い」そんな時代があったって信じられる?
現在、世界の覇権を握るアメリカ。同国の政治、軍事、経済状況の変化は、日本はもちろん世界各国に影響を及ぼす。そんな超大国はなぜヘゲモニーを獲得できたのだろうか。経済史家である玉木俊明氏が、アメリカの経済史から解説する。※本稿は、玉木俊明『戦争と財政の世界史: 成長の世界システムが終わるとき』(東洋経済新報社)の一部を抜粋・編集したものです。

社会保障費の国民所得比、1970年度の数値が低すぎて驚愕した!
世界の先進国は、福祉国家になるにつれて、政府支出を増加させていった。それは日本も例外ではない。しかし、日本は「失われた30年」と呼ばれるほど経済が停滞しており、そのなかで社会保障費は大きな負担となっている。日本はなぜこのような状況に陥ってしまったのか。日本の戦後経済史から読み解いていこう。※本稿は、玉木俊明『戦争と財政の世界史: 成長の世界システムが終わるとき』(東洋経済新報社)の一部を抜粋・編集したものです。

イギリスが世界の覇権を握れた理由「手数料」とあと1つは何?
産業革命を経て、かつて「世界の工場」と言われたイギリス。同国が世界で覇権を握れた背景には、電信と手数料という強力な後ろ盾があったという。国家が影響力を持つために必要なものを、イギリスの歴史から読み解いていこう。※本稿は、玉木俊明『戦争と財政の世界史: 成長の世界システムが終わるとき』(東洋経済新報社)の一部を抜粋・編集したものです。
