伊藤 敏 世界史講師 いとう・びん/1988年、東京都生まれ。筑波大学卒業後、同大学院にて修士号を取得し、博士後期課程単位取得退学。高校非常勤講師や塾講師を経て、2019年より代々木ゼミナール講師として首都圏や北海道などで活動。著書に『歴史の本質をつかむ「世界史」の読み方』(ベレ出版)『ビジネスエリートが知っておきたい 教養としてのヨーロッパ史』(PHP研究所)。 「朕は国家なり」のルイ14世も気を遣った?フランス絶対王政が勝手放題できなかったワケ 伊藤 敏 かつて学んだ世界史や日本史。その知識が、実は“時代遅れ”になっているかもしれない。日々歴史は研究され、再評価が行われている。その中で、「歴史の常識」もアップデートされているのだ。例えば、近世ヨーロッパ史のキーワード「絶対王政」も近年、世界史の教科書上の扱いが変化しているテーマの一つ。実は絶対王政は“絶対”ではなかったのだ。どういうことなのか。その背景をひも解いていこう。 2024年8月12日 11:00