永幡嘉之

自然写真家・著述家

ながはた・よしゆき/1973年兵庫県生まれ、信州大学大学院農学研究科修了。山形県を拠点に動植物の調査・撮影を行う。ライフワークは世界のブナの森の動植物を調べることと、里山の歴史を読み解くこと。里山の自然環境や文化を次世代に残すことに、長年取り組む。著書に『里山危機』(岩波ブックレット、2021年)、『大津波のあとの生きものたち』(少年写真新聞社、2015年)、『巨大津波は生態系をどう変えたか』(講談社、2012年)など。

集落にクマ10頭が出没する異常事態…「人に慣れたから」じゃない本当の理由に驚き
永幡嘉之
2023年夏。山形を拠点とする自然写真家・永幡嘉之は、秋田在住の写真家・加藤明見さんの「今年はツキノワグマが餌不足で、水田のコメを食べに出てきている」という投稿を目にする。しかし、隣接する山形では、昼間に人の生活圏で行動するクマの姿は見られない。秋田と山形では起こっていることが違うのか?状況を確かめるため、永幡は現地へと向かう。※本稿は、永幡嘉之『クマはなぜ人里に出てきたのか』(旬報社)の一部を抜粋・編集したものです。
集落にクマ10頭が出没する異常事態…「人に慣れたから」じゃない本当の理由に驚き
クマが大量出没する「場所」と「時間帯」の共通点とは
永幡嘉之
2023年、秋田県ではクマの餌となるブナ・ミズナラ・コナラの3種すべてが大凶作となる事態が発生していた。森林の餌が不足すれば、クマは人里に出てくる。そのうえ、子連れの母グマは、危険なオスを避けて日中に行動する。冬になっても目撃されたことから「もしや冬眠せず凶暴な“穴持たず”なのでは」という報道もされたが――自然写真家・永幡嘉之が見た事実とは。※本稿は、永幡嘉之『クマはなぜ人里に出てきたのか』(旬報社)の一部を抜粋・編集したものです。
クマが大量出没する「場所」と「時間帯」の共通点とは
「クマと共存しよう!」と訴える人が知らない、あまりにシンプルな事実
永幡嘉之
クマの出没に対し“どのように共存すべきか”という言葉がよく聞かれる。しかし、自然写真家の永幡嘉之は「野生動物を相手に共存はありえない」という。人間が森林を開発すれば、野生動物のすみかは当然破壊される。太陽光発電のように、木を伐ったうえに重機で造成してしまえば、もうその土地は元に戻らない。未来の自然環境のために今、何をすべきか考えていこう。※本稿は、永幡嘉之『クマはなぜ人里に出てきたのか』(旬報社)の一部を抜粋・編集したものです。
「クマと共存しよう!」と訴える人が知らない、あまりにシンプルな事実
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