楳図かずお 漫画家・芸術家 1936年生まれ。和歌山県で出生し奈良県に育つ。1955年に貸本漫画家としてデビューし、「週刊少年サンデー」などに作品を発表。代表作に『漂流教室』『まことちゃん』『わたしは真悟』などがある。ホラー漫画の第一人者として知られているが、SF、ギャグ、時代劇など描くジャンルは多岐にわたっていた。受賞歴は、第20回小学館漫画賞、第45回アングレーム国際漫画祭 遺産賞、文化庁長官表彰、ミケルッツィ賞 最優秀クラシック作品賞、第27回手塚治虫文化賞特別賞、第45回日本SF大賞功績賞。2024年、死去。 「手塚さんの反対を行こう」楳図かずおが批判を浴びても「描くべきものは描く」と言い切った漫画『漂流教室』の衝撃シーン 楳図かずお,石田汗太 ホラー漫画の第一人者として知られる楳図かずおの代表作『漂流教室』。多くの人が影響を受けたこの作品に、作者自身はどんな思いを込めていたのだろうか。生前の楳図自身が読売新聞記者に語った。※本稿は、楳図かずお、石田汗太(聞き手)『わたしは楳図かずお―マンガから芸術へ』(中央公論新社)の一部を抜粋・編集したものです。 2025年10月20日 6:00