日本人はなぜランキングが大好きなのか?「そりゃそうだ」と思える納得の理由
石田光規
「自由に決めていい」と言われるほど、なぜか不安になる。現代社会では、選択の自由が与えられても、多くの人が「人の目」や「エビデンス」を気にして決められなくなっている。やりたいことよりも“迷惑をかけないこと”を優先し、ランキングやデータにすがって安心を得ようとするのはなぜなのか。社会学者・石田光規氏が、私たちの“自由”を縛る見えない構造を読み解く。※本稿は、社会学者の石田光規『自己決定の落とし穴』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。