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ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座

“年上の部下”に手を焼くミドルが増加中!
断絶の壁を崩すコミュニケーションの秘訣

高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表],重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]
【第10回】 2009年11月25日
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 先日、あるミドルマネジャーからこんな相談を受けました。

 「1人年上の部下がいるんです。もう50歳を過ぎて後が短いから、どうでもいいんでしょうね。仕事に身が入ってないんですよ。仕事が合わないと言うから、『どこか希望する異動先がありますか』って聞いても『特にないと』言うだけで・・・・・・。正直、手を焼いちゃってるんですよ。定年まで待つしかないんですかね」

 さすがに50歳を過ぎたところで「後が短い」と言われると辛い気もしますが、10歳以上年が離れた若手のミドルにとっては、そう思えるのかもしれませんね。

 皆さんも、同じような経験や悩みを持っていませんか?

 以前は管理職だった人が、降格や役職定年で一般職になっているケースは、世の職場において少なくありません。

 その人がかつての職場の先輩で、色々と仕事を教えてもらった経験があったりすると、ミドルはなおさら複雑な心境でしょう。

 年上の部下を持つミドルマネジャーに話を聞くと、異口同音に「役職は下でも、年長者に対する礼儀はちゃんと守るようにしているし、言葉遣いには気をつけています」という返事がきっぱりと返ってきます。

 しかし、このような関係性においては、仕事のアサインや進捗管理の話になるとお互いに歯切れが悪くなり、うまくコミュニケーションをとるのが難しくなる可能性もあります。

実は、年上の部下のホンネは
周囲のイメージとかなり違う?

 では視点を変えて、年上の部下(以下、シニアと呼びます)は、どんな風に思っているのでしょうか? ちょっと彼らの独白を聞いてみましょう。

 「私も会社の成長期に一時代を過ごしてきて、貢献をしてきたという自負はあります。ちょうど、若手としてバリバリやっているときがバブル期と重なったので、大きな仕事を担当しました。今でも胸を張って語れるほど、いくつも成功体験を積みました。まだまだ実力は落ちていませんよ」

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高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、ジェイフィールの設立に参加。組織における感情問題の解決や組織活力向上のコンサルティングに全力を注ぐ。多摩大学講師など、多方面で活躍。共著の『不機嫌な職場』(講談社)はベストセラーとなる。
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重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]

株式会社ニイタカ、社団法人日本能率協会を経て現在に至る。ヘンリー・ミンツバーグ教授との出会いを機に、ミドルマネジャーを元気にする「リフレクション・ラウンドテーブル」を日本に導入し、プログラム開発とファシリテーターを担当。「感じる研修エンジニアリング」の普及にも力を入れ、スキット研修、演出家を招いての役作り研修など、多彩に展開中。

ホームページ:http://www.j-feel.jp(日本語)

 


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職場のコミュニケーションが崩壊し、社員の対立や生産性の低下に悩むミドルマネジャーが急増しています。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者と「ミドル再生」を専門とする同僚が、管理職が不機嫌な職場を改革するための知恵を徹底指南します。

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