中国の配車サービス最大手、滴滴出行は米ウーバー・テクノロジーズを国内市場から追い出したが、それから3年近くたった今もなお、中核の配車事業を黒字化できずにもがいている。同社には、かつてのライバルであるウーバーやソフトバンクが出資している。  滴滴の配車サービス事業を率いるチェン・シー氏は今週、2018年10-12月期の中国国内事業について、配車サービス1台当たり平均で料金の2%の赤字を出したことを明らかにした。  チェン氏によると、滴滴が課す手数料は平均19%(税金およびドライバー奨励金を含む)だが、経費は料金の21%に達する。滴滴がこうした数値を公開したのはこれが初めてだ。