ビジネスパーソン写真はイメージです Photo:PIXTA

「仕事が楽しくない」「頑張っても業績も給料も上がらない」と思ったら、より良い会社に転職することを考えるべきだろう。転職を成功させて人生を豊かにする方法を、ウォルト・ディズニー・ジャパン、日本マクドナルドなどトップ外資系企業を渡り歩いた著者が解説する。※本稿は、中澤一雄『ディズニーとマクドナルドに学んだ最強のマネジメント』(宝島社)の一部を抜粋・編集したものです。

日本人の平均転職回数は
アメリカ人の半分以下

 私は、日本企業が外資のやり方を導入すれば、もちろん変化によるある程度の痛みは伴うものの、長い目で見ると日本経済は復活していくはずだと思っています。

 ところが、皆さんの多くが、ご自分の勤めている企業に外資のやり方を導入する権限を持っているとは限りません。

 それでは皆さんは、沈みゆく日本企業にそれが沈まんとしていることを知りつつ残り続けるしかないのでしょうか?

 そうではありません。皆さんにもできることはあります。

 それは転職です。今般の状況下で一社員にできることは、より良い会社に転職をすることです。もちろん、1人で社内を改革できるという人は踏みとどまればいいと思いますが、自分1人の力で会社を変えることができない人は、転職すべきです。

 ここでは、私なりの転職のススメと題して、どういった基準で転職先を選べばいいのか、どのように転職戦略を立てればいいのかについてお話ししたいと思います。

 日本でも、昨今では昔に比べて転職が当たり前のことになりつつあります。昔ほど転職しにくいということはなくなってきました。