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苦学生が創業4年で年商12億円達成
逆境を跳ね返すクールな野心家
レバレジーズ社長 岩槻知秀

週刊ダイヤモンド編集部
【第78回】 2009年7月9日
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レバレジーズ社長 岩槻知秀(撮影:宇佐見利明)

 岩槻知秀の実家は、父親がかつて電通に勤務、母親もテレビ局に勤務経験があるマスコミ一家。漠然としたマスコミへの憧れから、浪人のすえ、1999年4月に早稲田大学へ入学した。

 しかし、ネットバブルの盛り上がりで若手経営者たちがもてはやされるなか、起業への関心が芽生えた。若槻の父は電通を辞めて独立していたこともあり、起業は決して縁遠いものではない。さらに成功哲学で知られるナポレオン・ヒルの書籍を読んで、その思いを決定的にした。

 「電通に勤めるぐらいだったら、電通をつくってやれ」

 そう大言を吐いてみたものの、学生生活は親からの仕送り頼みの呑気なものだった。揚げ句、貸金業者からカネを借りて、自己啓発関連のDVDやバイクなどにつぎ込み、毎月の返済額は約8万円に上っていた。

 悲劇は突然やってきた。父親の会社が経営難に陥ってしまったのだ。大阪の実家は売却され、親からの仕送り額もみるみる減っていった。

 岩槻は借金の返済に窮し、日雇いの仕事を始めた。ゴミ収集や建築現場の解体作業に明け暮れる日々が続いた。だが、1日働いても、交通費や食費を除けば、収入は6000円程度。友人から飲み会に誘われても、3000円を出すことに躊躇して我慢する日々。

 とにかくカネになる仕事を探さねばならなかった。求人雑誌で高収入の仕事を探すと、その多くはホストとプログラマーだった。

 その後、インターン派遣会社を通じて、複数のIT企業でインターンを経験。そのなかで知り合った学生社長に声をかけられ、事業開始から間もないベンチャーで、創業来3人目のメンバーとして働き始めた。

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