人間は、長いことよい子で頑張ってきたから、手を高くあげられないのですが、動物園の猿に出会ったら観察してみてくださいね。横からあげています。自然界は枝の形に多様性があるので、よい子の手のあげかただけでは対応できないって訳ですね。

 人間だけの窮屈な体の動きに洗脳されていませんでしたか?もっと自由に体は動かせるし、高い所にも手を届かせる能力があるのです。自分に自信をもってくださいね。

 他にも、全く鍛えなくてもすぐできるテクを3つ紹介します。

鍛えなくてもできる
緊急時のアウトドアテクニック!

【親指ロックその1】

 窓やドアの上部の枠の部分に手をかけて、懸垂のように登れたら、脱出できる。そんな場面を想像してみてください。手をかけました。さて、そこから、体を引き寄せ懸垂のように力をだせますか? 一瞬だけでも力がだせたらいいのですが、そのままでは自分の体重の重みで指が痛くなるばかり…ですよね。

 でも、下のイラストのように、親指を他の指の外側から押さえるようにしてみてください。人差し指や中指の第一関節の上に親指が乗る感じです。親指以外の指が力尽きて上にはねあがっていく力を親指が重力と体重の力を得て、押さえつけることができます。そうすると、瞬間、懸垂する力がだせます。

【親指ロックその2】

 もうひとつのものは、つかもうとする面に対し、できるだけ垂直に親指以外の4本の指を立てます。その4本の指の外側に親指を置きます。立てるので、重力と体重を面で受けずにすみます。やはり指がパーに開いてしまわないように、親指でおさえます。親指でロックする方法です。これも、実は職場でもできますが、でもちょっと…懸垂なんかすると、かなり怪しい人になっちゃうので、こっそりどこかで練習してからがいいかも(笑)

親指ロック。こっそりどこかで練習してもいいかも。(イラスト:松井 大)