ベストセラーとなり話題を呼んでいる『1日36万円のかばん持ち』
また、「新・PASONAの法則」を初めて解説し、重版出来の『稼ぐ言葉の法則』
ビジネス書の2大巨頭とも言うべき「経営指導のカリスマ」小山昇氏と「日本一のマーケター」神田昌典氏のKK対談が15年ぶりに吉祥寺で実現!
いったいどんなことが語られるのか?注目の対談後篇をお送りする。
(構成・藤吉豊)

人を動かす言葉のメカニズム

小山昇(Noboru Koyama)
株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年山梨県生まれ。
日本で初めて「日本経営品質賞」を2回受賞(2000年度、2010年度)。2004年からスタートした、3日で108万円の現場研修(=1日36万円の「かばん持ち」)が年々話題となり、現在、70人・1年待ちの人気プログラムとなっている。『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』『朝30分の掃除から儲かる会社に変わる』『強い会社の教科書』(以上、ダイヤモンド社)などベスト&ロングセラー多数。
【ホームページ】 http://www.m-keiei.jp/

小山:神田さんは、株式会社アルマクリエイションズを設立するまで、何をされていたのですか?

神田:私は外資系の家電メーカーで、冷蔵庫や電子レンジなどを売っていたのです。
 ところが、売るに売れなくて、冷や汗ものでした(笑)。
 冷蔵庫を開けたら、中からハンバーガーが出てきたこともありました。新品の冷蔵庫からですよ(笑)。
 でも、毎日が綱渡りだったからこそ、「売る」ということにフォーカスするようになった気がします。
 そして、「売る」とはどういうことか、「売る」ための法則はあるのか、をずっと模索した結果、「人間とは何か」を考えるようになったのです。
 現在は、キャリア教育を中心に、「人はどのように成長していけばいいのか」「人はどのように人生設計をすればいいのか」といったテーマについてコンサルティングをさせていただく機会が多くなりました。

小山:私も「人間心理を無視して経営をしてはいけない」と考えています。
 人の気持ちを深く理解していないと、社員の成長もお客様の満足も得られませんからね。