日本で初めて「日本経営品質賞」を2度受賞(2001年度、2010年度)した小山昇氏の新刊『1日36万円のかばん持ち――三流が一流に変わる40の心得』が話題となっている。
第5刷が決まり、5/9の「日経新聞」にも掲載された注目の書籍には、3万点の商品を扱っている現場の発送ミスが「1年間ゼロ」という驚異的な事例もあるという。
では、さっそく小山氏に「三流が一流に変わる心得」を紹介してもらおう。

★【三流】は、倉庫を「ただの保管場所」と考える
★【二流】は、倉庫を「ただ掃除」する
★【一流】は、倉庫の「ショールーム化」で儲ける

小山昇(Noboru Koyama)
株式会社武蔵野代表取締役社長。1999年「電子メッセージング協議会会長賞」、2001年度「経済産業大臣賞」、2004年度、経済産業省が推進する「IT経営百選最優秀賞」をそれぞれ受賞。日本で初めて「日本経営品質賞」を2回受賞(2000年度、2010年度)。2004年からスタートした、3日で108万円の現場研修(=1日36万円の「かばん持ち」)が年々話題となり、現在、70人・1年待ちの人気プログラムとなっている。『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』朝30分の掃除から儲かる会社に変わる『 強い会社の教科書』(以上、ダイヤモンド社)などベストセラー多数。
【ホームページ】http://www.m-keiei.jp/

小山「私は、製品での差別化が難しい会社の社長に、『工場をショールームにしなさい』 とアドバイスをします。工場が自社の営業ツールになることがあるからです」

達城「物流倉庫でも、同じことが言えますね」

小山「関通の倉庫は、見事にショールーム化できていますね。お客様は製品やサービスの善し悪しを判断する前に、まずパッと見の第一印象で判断する。でも多くの社長はそのことに気がついていません」

倉庫こそ、何よりも雄弁な
“ショールーム”である

 製造業の多くは、工場はただの「生産拠点」だと思い込み、運送業の多くは、倉庫はただの「保管場所」だと思い込んでいます。

 でも、工場も倉庫も、自社の立派な営業ツールに変わります。
 関通の達城社長は、倉庫を集客のために利用している。倉庫を「ショールーム化」することによって、新規顧客数を伸ばしています

「弊社では、『倉庫見学会』を実施して自社のしくみを公開しています。
これは、武蔵野さんの『現地見学会』のパクリです(笑)。

 お客様には、ライバル他社の倉庫を見学したあとで、弊社の倉庫を見学していただくようお願いしています。そうすると、ほぼ弊社に決めていただけますね。
 なぜなら、倉庫がキレイだからです。
 見た目がキレイだと、他社との差がひと目でわかります」(達城社長)

 倉庫の見学にお客様を招待する。
 そのときに、雑然とした倉庫と、整理整頓が行き届いている倉庫とでは、どちらが好印象か。