マッキンゼー的アプローチの弱点
山梨 だけどね、瀧本さん。僕らにはひとつだけ大きな弱点がある。
瀧本 なんでしょう?
山梨 プライベート、特に家族に対してマッキンゼー的なコミュニケーションをとっていると、ものすごく嫌われるんですよ(笑)。
瀧本 (笑)。
山梨 瀧本さんもよくご存じのある同僚がね、家に帰って奥さんの愚痴や相談を聞いているとき、急に話をさえぎって「わかった。結局きみが言いたいことはなんなんだ?」と、思わず「so what?」を出して怒られたんだって。「わたしはあなたのクライアントじゃない!」って(笑)。
瀧本 ああ、目に浮かぶようです。
山梨 僕もそうですよ。奥さんの話を聞きながら、つい「わかった。結局きみが言いたいことは、この3点だろ?」とやって怒られてしまう。もう、職業病ですね(笑)。
瀧本 わかりました。以後、気をつけます。今回はどうもありがとうございました。
山梨 こちらこそ、どうもありがとうございました。