小さな子どもたちを教える立場だった女性教師は、男性に対しても「指導する立場」を取りたがる。長年染み付いた職業病であるため、これをやめるということが難しいようだ。

レスポンスが悪いのも
教師の特徴

 なぜ変われないのか。教師は、まず、往々にして人の意見を聞かない傾向が強い。

 自分たちが常に教える立場であり、教えることは得意だが、教わるという環境には普段身を置かないため慣れていないことが多い。

 次に、レスポンスが非常に悪いという点も挙げられる。相手とのキャッチボールを普段からしていないのだ。なぜなのかと私もよく考えてみたのだが、思い当たったのは生徒とのやり取りである。

 学校生活を思い返してほしい。

 教師から出た宿題を家でやってきて、その宿題を先生に提出したことは誰しもあるだろう。しかし、そのあと先生からのフィードバックはどれほどあっただろうか。

 教師という職業の性なのだろうが、提出させるまでは急かすが、それを受け取った後に自分から何かレスポンスするという感覚が薄いのである。

 ここで、この教師のレスポンスの慣習を会社員と比較してみよう。会社員と言っても、職種は様々であるが、メールの返信がない、電話の折り返しがないなどのレスポンスが遅い会社員は総じてまず、信用されない。

 優秀な会社員ほど的確に素早くレスポンスをすることを心がけており、その結果多くの顧客をつかみ、出世していく。

 今回においては教師とビジネスマンの違いはレスポンスであるが、こうした職場における、教師にとっては当たり前の「慣習」が弊害を生んでいることは自覚しなければならない。