ピレリ・カレンダーは高名な写真家が女性を主題に撮ることで知られており、常に大きな話題を提供してきた。第44回目になる2017年版は、ピーター・リンドバーグ氏が映画への想いをこめて女優たちを起用。「メイクや(撮影後の)レタッチを出来るだけ排除したかった」と2016年11月おわりにパリで開かれた記者会見でリンドバーグ氏はコンセプトを説明してくれた。
登場する女優は下記のとおり。
アリシア・ヴィカンダー
スウェーデン出身の女優で、「エクスマキナ」(2015年)で注目され、「リリーのすべて」(同年)でアカデミー助演女優賞受賞。
レア・セドゥ
パリ生まれの女優でタランティーノ監督「イングロリアス・バスターズ」(2009年)でハリウッドデビューし、「サンローラン」(14年)、「ロブスター」(15年)、「007スペクター」(15年)ではボンドガール。
ロビン・ライト
「ドラゴンタトゥーの女」(2011年)に加えTVシリーズ「ハウス・オブ・カード」(2013年〜)でゴールデングローブ賞ドラマ部門女優賞受賞。一時期ショーン・ペンと結婚。
ルピタ・アモンディ・ニョンゴ
「それでも夜は明ける」(2013年)でアカデミー賞助演女優賞受賞し、「スターウォーズ/フォースの覚醒」(15年)にマズ・カナタ役で出演。
ケイト・ウィンスレット
「タイタニック」(1997年)をはじめ主演作が多く、「リトルチルドレン」(06年)でアカデミー賞主演女優賞のノミネートとなり、「愛を読むひと」(08年)でアカデミー賞主演女優賞受賞。
ルーニー・マーラ
2005年に映画デビューし「ドラゴンタトゥーの女」(11年)でアカデミーおよびゴールデングローブの主演女優賞にノミネート、「キャロル」(15年)でカンヌ国際映画祭の女優賞。
ジェシカ・チャステン
「ヘルプ」(2011年)、「ゼロ・ダークサーティ」(13年)、「アメリカンドリーマー」(14年) など主演作のほとんどで批評家から絶賛される演技派。
ペネロペ・クルス・サンチェス
「ハモンハモン」(1992年)でデビューし、「それでも恋するバルセロナ」(2008年)でアカデミー賞助演女優賞受賞。
チャン・ツィーイー
デビュー作は「初恋のきた道」(1999年)で、「SAYURI」(2005年)ではゴールデングローブ主演女優賞にノミネートされた。2015年には一児の母に。
ジュリアン・ムーア
「ことの終わり」(1999年)、「エデンより彼方に」(2002年)などで高い評価を受け、「アリスのままで」(14年)でアカデミー主演女優賞。
ユマ・サーマン
「パルプフィクション」(1994年)で助演女優賞にノミネートされ、「ガタカ」(97年)、「キル・ビル」(2003年)、「二つ星の料理人」(15年)など多くの作品で話題を呼んでいる。
ヘレン・ミレン
パット・オコナー監督「キャル」(84年)およびニコラス・ハイトナー監督「英国万歳!」(94年)でカンヌ国際映画祭女優賞受賞し、「クイーン」(2000年)でアカデミー賞主演女優賞受賞。
ニコル・キッドマン
「ムーランルージュ」(2001年)でゴールデングローブ主演女優賞、「めぐりあう時間たち」(02年)でアカデミー主演女優賞受賞、「ラビットホール」(10年)でアカデミー主演女優賞ノミネート。
シャーロット・ランプリング
「地獄に堕ちた勇者ども」(69年)、「愛の嵐」(74年)、「まぼろし」(2000年)など多くの作品を経て「さざなみ」(15年)で全米映画批評家協会賞主演女優賞をはじめ数多くの賞を受賞。