男性のみなさん、パートナーへのクリスマスのプレゼントに下着はどうだろうか。『トリンプ下着白書』の読み方を、同社の女性社員お二人に解説してもらった。意外だったのは「黒」の下着に対する男女のイメージの差だ。(「週刊ダイヤモンド」論説委員 原 英次郎)
クリスマスのプレゼントはもう購入されたただろうか。日本では、男性が奥さんや彼女とともに、下着を買いに行くという習慣は定着していないが、クリスマスや誕生祝いのときくらいは冒険してもいいかもしれない。
そこで、トリンプ・インターナショナル・ジャパン(以下、トリンプ)の『トリンプ下着白書vol.16』(2016年6月発表)の読み方を教わりに、同社に突撃してみた。対応してくれたのは、メディア&コンシューマーマーケティング部ブランドコミュニケーション課の増田佳子さんと今井悦子さんだ。
多くの女性が適正なサイズの
ブラジャーを選んでいない
同白書でまず注目すべき結果は、経年で見るとブラジャーのサイズが大きくなっていること(次ページ図参照。図はすべて『トリンプ下着白書vol.16』より)。Dカップ以上が過半数に、あと一歩のところにまで迫っている。本当に日本女性の胸は大きくなっているのか。答えは半分イエスで、半分ノーと言えそうだ。
戦後70年以上をかけて、日本人の生活様式も変化し、栄養状態も改善したため、確かに日本女性のバストは徐々に大きくなってきた。一方、ブラジャーの選び方も影響しているようだ。
「実際にお店でブラジャーを試着してみると、ワンカップ、ツーカップ大きいサイズにあがることが多いんです。自分のサイズを過小評価しているんですね。バストを盛り上げる状態が正しいと認識している方が多いということも、影響しているのではないでしょうか」(今井さん)