斉藤 そうしたコンテンツでも特に過激なものはインターネットを通して触れることが多いと思うのですが、性犯罪加害者の再犯におけるリスクマネジメントを考えるうえで、インターネットとマスターベーションの管理はとても重要です。小児を対象としたポルノを繰り返し見ると、小児=性的対象だと刷り込まれて、行動化へのハードルがぐっと低くなる……。なんらかの規制が必要だと強く思いますね。治療のなかで本人たちから、犯罪を犯す直前に自分の性嗜好に合わせた動画や画像を見ながらマスターベーションをする頻度が増えるという話をよく聞きます。

高橋 それは小児性犯罪以外の性犯罪についてもいえますか?

斉藤 痴漢、盗撮、のぞき、下着窃盗、露出、強姦……犯罪につながる性倒錯はいろいろありますが、加害者となった人たちは自分の性倒錯に合ったコンテンツを必ずといっていいほど見ていますよ。

再犯率が高い性犯罪
防止プログラムの実施に課題

高橋 小児性犯罪でもうひとつ印象に残ったのは、福岡小5女児殺害事件。殺人、死体遺棄などの罪で起訴された内間利幸に、9月、無期懲役の判決が下されました。彼は1990年代に地元沖縄で女児や成人女性に対する連続婦女暴行事件を起こした前科があり、刑務所内で半年間、再犯防止プログラムを受けていました。なのに、また犯罪を犯してしまった……。

斉藤 性犯罪は常習化した場合、再犯率が比較的高いといわれているので、刑務所内でも性犯罪者処遇プログラム、通称R3というプログラムが行われています。が、これに対しては多くの問題点が指摘されています。判決が出た後に、さまざまな要素からリスクの度合いを測定して高密度、中密度、低密度に分けてプログラムを受講するのですが、実施している刑務所が限られているので、移動する必要なども出てきます。

高橋 わざわざ?