お酒が台無しにしてしまうのは、なにも結婚式だけではない。葬式におけるお酒のトラブルが、親族同士のいさかいにまで発展した例もある。

「主人と結婚したばかりの頃、向こう方の祖母が亡くなりました。私の父も葬儀に出席することになったのですが、当時の父は大のお酒好き。その日も、式が終わると、私が引き止めるのも聞かずに飲み始め、べろんべろんに酔っぱらってしまったのです。

 その様子を見た向こう方の親族からは当然お叱りを受け、『一回忌にはお願いだから来ないでくれ』とまで言われてしまいました。主人とも気まずくなり、離婚をも覚悟した出来事でした」(40代女性)

 二人の門出を祝ったり、故人の思い出話に花を咲かせながら語り合ったりする際のお供に、たしかにお酒は必要かもしれない。しかし度を越して飲みすぎれば、このような事態になりかねない。十分に気を付けたいものだ。

式を執り行うべきプロが起こした
残念な結末に親族一同怒り心頭

 お酒のように自分自身や身内が起こすトラブルならまだしも、責任を持って式を執り行うはずの「プロ」が残念な事態を起こしてしまうこともある。

「祖母が亡くなったときにお経をあげに来た住職が、説法をしてくださったのですが、その話がもう長くて長くて…。宗派の成り立ちからはじまり、その発展について延々と説明をし続けたのです。宗派の成り立ちの説明が終わった後も、住んでいる地域の発展の歴史を語り始め、1時間近くは話していたんじゃないかな……。

 さらに、長く話しすぎて本人も何を話したのか忘れてしまったのか、同じエピソードが2回出てくることも。結局何が言いたかったのか分からず、場は白けた雰囲気になっていました」(30代男性)

 1時間以上の長すぎる話も災難ですが、一方でこんなケースも。

「私の住んでいる地域では、葬儀の際にお坊さんが故人の人柄や生前のエピソードにちなんだお話をし、故人を送るのが通例となっています。しかし、私の父の葬式の際に来た方は事務的に決まりきった言葉だけを並べ、すぐに席を立ってしまったのです。さらに、話すのがあまり得意ではない方だったのか、話している間も視線は泳ぎっぱなし。こんな風に送られてしまう父が不憫でなりませんでした」(40代女性)