嬉しいメールは、何度も見直した経験があると思います。反対に、クレームやマイナス要素を含んだメールは他人と共有されます。これがとんでもない不幸を招くのです。新刊『モテるメール術』から、女性を怒らせたとき、もしくは怒らせるきっかけをつくる前に気を付けておきたいポイントを紹介します。

何を言っても通じない!
本気で怒らせてしまったときの究極の謝り方、教えて!

 相手が怒って、メールが既読スルーになってしまっている場合には、原因をリサーチする必要があります。理由を見つけられないからといって適当に「ごめんね」と言ったとしても、「何に対して謝ってるわけ?何もわかってない!」と、相手は許してくれません。

 通常では、相手からのメッセージの2つ手前を見ると判明しますが、男性と女性では怒りのツボが違うので、どうしてもわからないときには、お見合いを60連敗で見事食い止めたあの「そっくりコピペ法」(連載第2回)で聞いてみましょう。

 遅刻したことで怒らせてしまった場合です。

女性「時間にルーズな人だね」

×男性「今日は残業だったんだよ」
→事実や言い訳を述べても相手の怒りは解消されません。

〇男性「時間にルーズと思わせてしまったね」
→とりあえず怒らせたであろう原因を確認してみます。女性は自分が怒っている理由をヒントとして書いてくるので、「そっくりコピペ法」が使えます。

 さらに、相手との信頼関係(ラポール)を築くために、次のようにやればバッチリです。

1.相手の話した「事実」をそのまま返す(そっくりコピペ法)
2.相手が話した「感情」をそのまま返す
3.自分なりの言葉で置き換えて要約し、確認する

 悪い例はこうです。

女性「あなたは時間にルーズだね」
×男性「残業だったんだよ」
→相手にとっての事実を変えているのでダメです。

女性「私、寂しかったんだよ」
×男性「俺も会いたいよ」
→相手の感情を理解していない。

女性「わかってくれないよね」
×男性「俺なりに努力するよ」
→相手と対話ができていない。

 良い例は次の通りです。