「ウィラーのリボーン」のシートは、周囲を気にせず眠れるシェル型が特徴

 一方、2月17日から運行を開始する「ウィラーのリボーン」は、卵を斜めにしたようなフォルムのFRP製のシェルの中にシートをすっぽり収納した新型シート。バス車内にこのシェル型シートを横3列、縦6列を配置した全18席で運行する。このシートは、電動リクライニングでシートをスライドしレッグレストを上げ、前席背面に設置されているフットレストに足先を伸ばすと、体がすっぽりとシートに包まれる。個室ではないが、シェルの高さが十分にあり、前席との間隔も広いため、プライベート空間はしっかり確保されている。片道の運賃は1万800円(繁忙期は1万5000円)となっている。

 運賃や装備は違うものの、ドリームスリーパー、ウィラーのリボーンいずれも、快適な空間での睡眠がポイントであり、さらに東京~大阪路線での運行は、ビジネスユースを意識していることは間違いない。

「業界初の完全個室」と
「3年の歳月をかけたシート」のこだわり

 ドリームスリーパーとウィラーのリボーン、いずれのバスにもこだわりがある。

個室内にPCワークスペースを設置、AC100Vに加えUSB充電端子、プラズマクラスター発生器も装備し、作業環境も充実

「業界初の完全個室」をうたうドリームスリーパーは、実現のために試行錯誤を繰り返していたという。新型バスの運行には、国が定めた保安基準への適合が必要となり、ワンマンバスの場合は運転席から乗客の状況を確認するためにルームミラーなどの設置が義務付けられている。ところが完全個室では、乗客の状況を把握できない。

 そこで、この基準をクリアするために、各個室の頭上後方にカメラを設置し、運転席のモニターへと映し出すことに。もちろんプライバシーを守るために、乗客が座った状態ではモニターに映らない仕様となっており、録画もされていない。さらに各個室の扉が開いている場合には、運転席のランプが点灯し乗客の様子を把握する徹底ぶり。