ここ数年、シニア層を中心に豪華な旅への関心が高まっている。豪華客船でのクルーズや「ななつ星 in 九州」のラグジュアリーな鉄道の旅などが人気だが、最近ではバスにもこの波が及んでいる。では、最近のバスはどこがどのように「豪華」なのか?いくつか紹介しよう。
7泊8日で30万円以上のバスツアー!予約が取れない超人気
神戸を拠点に高速バスを運行している神姫バスが、今年10月に豪華バスツアー専用バス「ゆいPRIMA(ゆいプリマ)」を公開した。
最長7泊8日で日本三景など日本全国を巡る豪華なバスツアー「真結(ゆい)」に使用されるこのバスは、「ななつ星 in 九州」を手がけた水戸岡鋭治氏がデザインを担当。地元の企業、素材を巧みに使い、限られた空間の中で、暖かみと居心地の良さをみごとに同居させている。
ウッドフロアに、肘掛けやテーブルにナラ材をふんだんに使うことで高級感を演出し、バス後方には木製のカウンターバーを備えている。座席数は18とかなりゆったり。空港リムジンなどのいわゆる高速バスは40席前後なので、ほぼ倍近いスペースがある。