「能力」や「学力」の両面の優劣を除き、皆さん同じように就活をしているにもかかわらず、内定を勝ち取る就活生と、何十社も受けても就職が決まらない就活生との間に、行動の面で大きな差があるのはなぜでしょうか。
それは、同じ就活という行動をしていても、両者の就活生では「目的」が異なるからです。その「目的」とはどういったものなのか、今回は就活のエントリーに則して考えていきたいと思います。
何十社も受けても就職が決まらない就活生は
どこに問題があるのか
就活のスタートラインはどこと考えていますか?就活を決意した時ですか?企業に資料請求をした時ですか?それとも友達が就活モードでソワソワし出した時ですか?
私は上記で挙げたいずれの時でもなく、書類選考や筆記試験に通過し、面接の日時が決まった時に、はじめてスタートラインに立ったと考えています。
つまりエントリーをする数よりも、面接に進む数をいかに多くできるかが就活において重要であるということです。ネットからエントリーボタンを何回もクリックしたところで、面接に進まなければ意味がないのです。
何十社も受けているにもかかわらず、就職が決まらない就活生の場合、エントリーをしただけで就職活動をしていると錯覚し、その先のことまで考えていない人が意外にも少なくありません。
一方、複数の企業から内定を勝ち取る就活生は、エントリーの数をただ増やすのではなく、エントリーする前の段階から企業情報を調べて臨みます。それはその会社に入った後の姿をイメージしているからです。オープンエントリーシートを導入する企業も多い中、「ただエントリーをしてみた」「ダメ元で受けてみた」という意識では書類選考すら通りません。企業によって応募倍率は異なりますが、人気企業であれば応募者も多く倍率も高くなります。