特に、立食パーティー、異業種交流会などへの出席の機会が多い人は、注意するべきである。こういった会ではビュッフェスタイルになっていることが多い。好きな料理を好きなだけ取れる分、「素の姿」が如実に表れやすい。また自由に動ける分、食事のマナーや気遣いなどの「差」が出やすくなる。

 私は職業柄、パーティーに参加する機会が多い方だが、その際に何度もガッカリした経験があるのだ。

 一つだけ、その経験を打ち明けてみよう。それは、「これから独立したい」といった人たちが集まる交流会に参加したときのことだ。立食で、やはりビュッフェスタイルだった。

 そこで、若いビジネスマンから「名刺交換よろしいですか?」と声をかけられた。爽やかで積極性もあり、コミュニケーション能力も高い感じだった。話を聞くと入社当時から既に独立準備をしているとのことで「顧客管理システムを格安で提供して、困っている中小企業を助けたい。業界に風穴を開けたい!」と熱く語る姿勢に感動した。

 出会って数分ではあるが、話に引き込まれ、できれば私の人脈から中小企業の社長を紹介したいとさえ思っていたところ、話の途中でそのビジネスマンは「ちょっと料理を取ってきますね」とその場から離れた。

 しばらくして、お皿にあふれんばかりの料理をのせて戻ってきた。若いからお腹が空いているのだろうと微笑ましく思って見ていたが、問題はそこからだった。

 その食事の光景を見て、私は驚愕した。

 取ってきた料理のいいところだけ(寿司のネタだけ、料理の中に入っている好きな具材だけ)を食べ、あとはすべて残したのだ。そして、食い散らかした皿をテーブルに置くと、また別の食べ物を取りに行った。

 むろん、ビュッフェスタイルなので食べ方は“自由”である。しかし、その食べ方を見てガッカリし、協力する気もすっかりなくなった。話のタイミングで「では、失礼します」と言って、そのテーブルを離れた。

できる人は立食パーティ-前に
食事を済ませている

 一方、デキる人はビュッフェスタイルでも、決して身勝手な料理の取り方や食べ方をしない。最低でも会費分は食べるぞ、などと微塵も考えていないし、そもそも立食パーティーでガツガツと食事しようなどと思っていない。