「何かあったの?最近、元気ないよね。大丈夫?僕でよかったら話聞くよ」
そんなふうに落ち込んでいる女性に気を遣って声をかけるのは素晴らしい心がけですが、そもそも隙を見せたメスに惹かれるのはオスの性。「あの子なら落とせるかも」と。
例えば、気が強くて近寄りがたい、警戒心が強くて友達が少ない、真面目すぎて笑うことが少ない…そんな薄幸なオーラを漂わせた「どこか影のある子」を男性はそのまま放っておけるでしょうか?もちろん、男性が独身なら何も言いませんが、既婚の場合は要注意です。単なる相談相手で終われば良いのですが、友達関係から男女関係、そして肉体関係へ、ずるずると底なし沼に転落する危険性を秘めているのだから。
不倫をしやすいタイプの(未婚)女性は確かに存在するのですが、どのような共通点があるのでしょうか?ちょっとした相談から「不倫」に発展する経緯について、私のところの相談実例をもとに解き明かしていきたいと思います。
最も不倫に縁遠いはずの
女子医大生がなぜ?
「先生と初めて寝たのは、先生が研究室に来てから3ヵ月後のことでした」
このように証言する彼女の名前は城田麻衣さん(仮名)。今回、自身の不倫体験を開けっぴろげに話してくれました。麻衣さんは神戸の医大に通う大学生で、現在21歳ですが、彼女は不倫しやすい性質を備えており、まさに今回のテーマにうってつけの人物です。
麻衣さんが山本氏(仮名、44歳)と知り合ったのは大学の研究室。当時、山本氏は「恩師」ですし、麻衣さんは山本氏に妻子がいることくらい知ってはず。それなのになぜ、ふしだらな事態に…。
「先生は私が相談に行くと、何でも気さくに教えてくれました。お忙しいはずなのに」
麻衣さんによると、山本氏は人当りがよく、物腰が柔らかだったので、大学の中で「人気のある先生」だったそうです。ただ、山本氏はあくまで「教え子の1人」として麻衣さんと接しており、他の同級生と変わりありませんでした。だから、麻衣さんははじめのうち、山本氏を「異性」として特別に意識することはなく、まだ「感じのいい先生」という存在にすぎませんでした。