一方の『ムガール皇帝からマハラジャまで:アル サーニ コレクションの宝石』展は、歴史上カルティエと関係の深いインドの、ムガール帝国期の高度な芸術性と、ルネサンス期以降のインドと欧州との交流という2大テーマに分けられた2部構成によってインドの宮廷におけるジュエリーの歴史を辿るもの。

 この展覧会はアル・サーニ殿下のコレクションを中心に構成され、加えて「カルティエ コレクション」を含むさまざまな機関やプライベートコレクションの所蔵品が展示されている。中でもマハラジャの伝説的な式典用ネックレスやデイジー・フェロウズが依頼したヒンドゥ ネックレスなど特別なものを含む。

ヒンドゥ ネックレス
カルティエ パリ、スペシャルオーダー、1936年 1963年にデザイン変更 デイジー・フェロウズ夫人のスペシャルオーダーにより制作
「カルティエ コレクション」 Nils Herrmann, Cartier Collection © Cartier
プラチナ、ゴールド、ダイヤモンド サファイア、エメラルド、ルビー


 同じ時期、同じ場所で開催されている両方の展覧会に出展される、普段はなかなか目にすることのないカルティエのミュージアム・ピースの中でも、とりわけ特別に修復されたものなども見られるまたとない機会なので、この期間中にパリを訪れる方には必見の展覧会である。それぞれの会期は以下の通り。
 


場所:
パリ - グランパレ
会期:
3月15日~7月24日 『ジャルダン(ガーデン)』展
3月29日~6月5日 『ムガール皇帝からマハラジャまで:アル サーニ コレクションの宝石』展
http://www.grandpalais.fr/en/visitors