18日、日本陸上競技連盟から画期的な制度変更の発表があった。東京五輪のマラソン代表選考を男女とも1発勝負2枠+1枠とするというものだ。
具体的にはこうだ。
3枠中2枠はフェアな一発勝負
選手・ファン誰もが納得
五輪の前年の2019年9月以降に一発選考のグランドチャンピオン(GC)レースを行ない優勝者は代表決定。残りの1人は、このレースで2位か3位に入ったうえで、過去2シーズンに男子は2時間5分30秒以内、女子は2時間21分以内という好記録を出している選手がいれば代表、いなければ2位が代表となる。
このGCレースに出場するには、今夏から19年春までの2シーズンに行われるGCシリーズと呼ばれる、いわゆる予選レースで好成績を残す必要がある。
GCシリーズに組み込まれたレースは、男子は8月の北海道、12月の福岡国際、2月の東京と別府大分毎日、3月のびわ湖毎日の5レース、女子は北海道、11月のさいたま国際、1月の大阪国際、3月の名古屋ウィメンズの4レース。2シーズンだから男子は10回、女子は8回の挑戦機会があることになる。
GCシリーズのレースは開催時期やコース形態が考慮された異なる予選通過ラインが設定されている。男子では夏に行われる北海道マラソンは日本人1位で出したタイムが2時間15分以内、日本人2~6位でタイムが2時間13分以内の選手、好タイムが出やすい冬場の東京マラソンは日本人1~3位でタイムが2時間11分以内、日本人4~6位で2時間10分以内だ。