営業マンの口車に乗せられ
儲かるはずが月20万円の赤字

 ところがである。蓋を開けてみると予想が外れた。開店から10ヵ月間の平均売上高は37万円と、シミュレーションを大きく下回ってしまったのだ。近くにある競合店の影響も大きかったが、電気やガス、水道、洗剤などの経費についても25万円のはずが45万円もかかってしまった。売り上げから高額な機器リース費を引くと、毎月の赤字は20万円にも上った。

 頭にきて、営業マンを追及しても「申し訳ございません」の一点張り。埼玉swallows氏は、電気代削減のためにLED電球に代え、電気の契約プランも変更。利用者が少ない夜間はエアコンを切ったり、清掃のパートを週2日にしてみたりといった涙ぐましい努力を重ねているが、「今辞めたら1000万円余りの損になってしまう。機器のリース返済などを考えると、少なくてもあと7年は辞められない」と不満をこぼす。

 このように、FCと言ってもチェーンによってばらつきがあり、埼玉swallows氏のように本部の事業見通しやマネジメント、そして支援などがいい加減なケースもある。コインランドリーといえども、オーナーには変わりない。「資金だけ用意すれば、あとは何もしなくても儲かる」などと甘いことは考えず、経営者として運営する覚悟とノウハウが必要だといえそうだ。

(ダイヤモンド・オンライン編集部 松野友美)