「ムラタさん、……いや、いいです」

 先日とある講演会で紹介された、普段は見向きもしない筆頭作品としてシモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』という本があります。大学時代、「哲学書を電車で読む自分はかっこいい」という思春期の中学生的思考から、カントの『道徳形而上学原論』を購入して数ページで挫折したのは良き思い出とさせてください。

 『重力と恩寵』も、購入してみたものの、とりあえず並べた本棚から動く気配はありません。自分にもこの作品を理解できる日がやってくるはずと妄想をしながら、まずは『3月のライオン』最新刊を読みふけりたいと思います。

 最後に、普段以上にどうでもいい話ではありますが、先週末神奈川県の逗子海岸に行く機会があり、予想以上にコンガリと日焼けしてしまいました。殊勝にもこの日記を読んでいて、いただいたメロンと共に写っている写真を見た大学時代の友人からは「ラクシュミー・ミッタル」に似ているというコメント。

 インド最大の資産家であり、世界第5位の大富豪に例えられて光栄だということをお伝えして、今週の日記とさせていただきます(毎回、話の流れやテーマにばらつきがあるのは、意図してのことなのでご容赦ください。編集担当のC鉢の力量をもう少し見極めてやろうと思っているのです)。

ムラタ 近影(編集部内で微妙に隠れて電話中)


(本連載は毎週水曜日更新です。「我々はどこからきたのか? 我々とは何か? 我々はどこへ行くのか?」は、ポール・ゴーギャンの作品のタイトルです。でも、僕にとってはパトレイバーの後藤隊長の言葉なのです。つまりはそういうことだと思います。何が?)