上司の仲の悪さを解決しようとしても骨折り損
皆さんの上司と「上司の上司」が、あるいは前回同様、上司に当たる人が二人いて、彼らの意見が違うだけではなく、仲が悪かったらどうすればいいでしょうか。
部下からは、一人の上司でさえ、動かすことは難しいものです。ましてや仲の悪い二人に対して、何かできることはほぼなさそうに思えます。
とはいえ、その二人の仲の悪さ、連携の悪さのせいで、自分の仕事がとばっちりを受けたり、受けそうだったりした場合、何とかして前に進めることができないか工夫をしたくなるものです。個別に話をしても埒が明かないので、いっそ二人に同席してもらい、必死に提案したくなります。
ただ、この努力にはほとんど効果がないと思います。「骨折り損のくたびれ儲け」そのものでしょう。それどころか危険です。
多くの上司には、部下というだけで見下す傾向が、残念ながらあります。どんなに素晴らしい上司でも、なかなかこの呪縛から逃れることはできません。
したがって、それに加えて彼らのエゴがぶつかり、明らかに緊張感が漂っている中、「下からはどうすることもできない」とまずは腹をくくりましょう。妙にじたばたすると疲れますし、エネルギーを浪費します。
部下としては、割り切って余計な力を使わないのが一番です。