バンコクでもっともヒップなレストランやバー、ナイトクラブが集まることで知られるスクンビット。名だたるハイエンド・ホテルがすでに軒を連ねる地区だが、昨年末よりスイートを含め総部屋数1388室もの巨大ホテルがオープンした。
しかもマリオット・インターナショナルが満を持して投入した、アジア太平洋地域で初の「マリオット・マーキス」とあって、大きな注目を集めている。それが「バンコク・マリオット・マーキス・クイーンズ・パーク」だ。
南北の両タワーに会議やバンケット用の複合施設を組み合わせたこのホテルは、公園の池を見事な借景とし、周囲の建物やBTSスカイトレインを猊下する。が、単に内装の豪華さやテラスバーから息をのむような眺めを周囲のホテルと競い合うことだけが、そのコンセプトではない。
バンコク・マリオット・マーキス・クイーンズ・パークの強みは、物価が高騰し過ぎたシンガポールや香港ではなく、バンコクをハブ都市と捉えるビジネスマンに、会議や研修など質の高いイベント・オーガナイズ環境を用意できる点だ。