「消費で誰かとつながる」キモチよさ

「買い物して幸せを独り占めするより、誰かと幸せを分かち合える買い物がしたい」

 女性たちが買い物に求める新しいキモチよさとは、“社会とつながっているという実感”ではないだろうか。

 賢くおしゃれに楽しく買い物できて、しかも世の中を応援できる自分。そんな自分は、流行だけにとらわれている自分より、ずっと自由でかっこいい。また、「誰かとつながり合い、助け合っている」という感覚は、安心感をももたらしてくれる。

 もちろん、こうした変化は女性だけに起こっているわけではないだろう。

 トーマス・フリードマンはかつてニューヨーク・タイムズ紙の社説で次のように述べた。

「2008年、我々は限界に達した――母なる自然と市場の両方から『ノー・モア』を突き付けられたのである」

 米国社会はリーマンショックで限界に突き当たったが、日本人は3.11でより大きな壁にぶつかってしまった。大げさに言うなら私たち消費者は消費のあり方を変えることで、持続可能な社会を作り直そうとしているのかもしれない。

 変化に敏感な女性たちが次に買おうとしているのはいったい何だろう――当分、要チェックだ。

 さて、先行き不安なこの時代。あなたは何に自分のお金を遣いますか?