反抗期の子どもに効果的だった
見返りを求めない言葉がけ―「Do+~ing」

  私は、息子の反抗期にずいぶん苦労しました。
  それまで命令口調だったため、息子の反発は強く、徐々に必要なこと以外は話さなくなりました。
  悩んだ結果、見つけたのが、見返りを求めない言葉がけ―「Do+~ing」です。
  意味は、子どもの行動や動作をそのまま「~しているね」と言うだけです。
  中学英語で習った現在進行形を覚えていますか? 現在進行形は、「be+~ing」でしたが、私の「Do+~ing」というのは、行動をすべて進行形にして言葉がけに変えるというものです。
 

【最終回】<br />子どもの心をギュッとわしづかみ!<br />1日たった5分、子どもがひとりでみるみる勉強しだす!<br />魔法のシナリオ

 たとえば、子どもがいま、ノートにひたすら書きなぐる「まっくろ大作戦」をしているときには、「きれいな字を書いているね」とか、「ノートの取り方が上手だね」などです。

  これはとても大きな効果がありました。
  悩んでいるお母さんたちに好評だった実例の一つです。

〔ちょっと気になる大人のための国語力チェック〕
〔漢検1級レベル〕
財団法人 日本漢字能力検定協会編『漢検四字熟語辞典』から引用
○次の四字熟語の意味を下の4つから選びましょう (※解答は次ページ)。
星火燎原
星のように点々と連なり、雲のように多く群がり集まること。
すぐれた人物や業績が、一時期にたくさん現れること。
初めは小さな勢力でも次第に成長して侮れなくなる。
まばゆいほど美しく、華やかでぜいたくなさま。