子どもの心をギュッとわしづかみして、
成績を伸ばすお父さん・お母さんがこっそりしていること
子どもの学習に悩まれているお父さんやお母さんにお話しするのが、「お母さんの言葉」の大切さです。
お母さんが言葉遣いに気をつけるだけで、子どもの学習意欲に違いが出ます。
「子どもが勉強しない」「子どもが反抗的だ」「宿題を忘れる」「教育費のために、私ががんばって働いているのに…」など、お母さんの言い分は、よくわかりますが、子どもをいくら叩いたり、怒鳴ったりしても、すっきりするどころか、逆に自分を責め、落ち込みました、と報告されるお母さん方がほとんどです。
また、「子どもを叩いたら、反対になぐり返されました」というご相談もあります。
小さい頃は、親に叱られてもじっと耐えていた子どもも、身体が大きくなるにつれて力もついてくるので、親に反撃する子も出てきます。
その場合は、はじめから親に危害を加えるのが目的ではなく、親から殴られることへの防衛本能が働き、身を守ろうとして反撃をするケースが多いようです。
保護者の方には、「子どもが親に手を出すことは、想像以上に子ども自身が傷ついているので、子どもを加害者にしないために、言葉に気をつけて手を出すのをやめてください」とお願いしています。
それでは、理想的な言葉がけとは、どういうものでしょうか。
※㋐ 清らかに澄んだ秋の景色のたとえ。