会話が弾む空気を作る
相手の「笑顔」を引き出すテクニック

 雑談が弾むためには、笑顔や笑い声がとても大事な要素です。

 とはいえ、たいていの人はお笑い芸人になるトレーニングを受けたことはないでしょう。覚悟を決めて発したギャグが滑ってしまって、凍り付いた空気の中で会話を進める羽目に陥るのは、だれも望んでいないでしょう。では、ちょっとした笑顔を得るためには、どんな方法があるでしょうか。

 私がよく使うテクニックは「ちょっとオーバーな表現を使う」というものです。

 例えば、パーティーの場でちょっと席をはずそうとした人が荷物の扱いに困っていれば「置いて行っていただいて結構ですよ。私が命懸けで守りますから」と言ってみるわけです。

 たいていのパーティーの場で、別に命を懸けるほどのことが起きないことは皆さんわかっているので、かなりオーバーな言い方であるのは間違いありません。その一方で「あ、きちんと荷物を見てくれるんだな」という安心感を与えることができます。

 他にも一緒に食事をしているときには、「このお肉はとてもおいしいですね。ライオンが泣いて悔しがるレベルだと思います」というのもかなりオーバーですね。

 ライオンが人間の食べている肉に嫉妬することはあり得ません。でも、ライオンという肉食獣の頂点を引き合いに出すことで、オーバーな表現を成立させることができます。

 他にも「宇宙一うるさい」とか「全米が泣く程の便利さ」とか「世田谷区内無敵のカバンの重さ」とか、軽い冗談ですから表現は自由です。少しオーバーな言い方を混ぜてみて、相手の「クスっ」という笑顔を引き出してみてください。

(プレゼンテーション・アドバイザー 澤円)